いつの時代も、学習塾に通わせる親御さんは、
集団塾に通わせればさらに優秀になり、競う力や速さが身に付く!
個別塾に通わせれば苦手科目の克服に向けて丁寧にコツコツ学習できる!そう考えているケースが多いものです。
ところが実際の子どもの声はどうなのでしょうか。ネットで調べてみると、最悪心身にリアルな支障をきたすほど1人で悩んでいる子どもたちがかなりたくさんいたのです。
悩みがあるけど親には言えないとか、冬期講習中だけと思って無理しながらダウンしてしまったり・・・。
以前、私星茉莉愛は、「集団塾にも個別塾にも、それぞれに良さがある」という話を書きました。
その中で、塾選びにも講師との相性にも合う合わないがありますから、、、という件について述べました。
先ほどもちらっと触れたようにネットサーフィンをしていると、塾選びについてやはりお悩みがあるようで、しかもこの時期特に多い様子。
それぞれの塾形態に関するお悩み項目を私星茉莉愛がオリジナルで考えて、アンサーもつけてみたいと思います。
【集団塾に関するお悩み】
①常にプレッシャーをかけられて辛い。⇒集団塾の特徴ですね。
気が強い生徒などには良いことなのですが、そうでないとなかなかキツいことです。
集団塾の中でも進学塾になればなるほど、その傾向が強まりますね。
プレッシャーが厳しすぎる場合は、そうしたことがほとんどない個別塾を覗いてみてください。
②単元によって理解度にばらつきがあり、集団授業だと理解できる内容とほとんど理解できない内容がある。
⇒ありますね、これ!
誰しも得手不得手があり、あって当然なのですが、塾に通うとなった場合、こういう生徒は個別塾をオススメします。
個別塾であれば、「この単元は理解がきつそうでなかなか解けないから、じっくり時間をかける」「この単元はかなり得意そうだから、バンバン進む」ができますからね。
③休み時間などにクラスを乱す生徒がいて不快。⇒集団塾ならではですよね。
「それが学校の延長のような気がして緊張せずに過ごせるポイント!」という生徒もいるのですが、逆に「騒がしかったり周りを気にしたりするのは学校だけにしたい…」という生徒もいます。
後者の場合は個別塾をオススメします。
④テストが嫌!⇒そうですね、これもまた「テストは学校だけでお腹いっぱい…」というタイプの生徒がいます。
競争心やスピード力、試験慣れをしたい場合は、模試なども頻繁にある集団塾が向いていますし、いやいや、テストなどを強いられたら学校の勉強にまたプラスで準備しなきゃいけなくなるから、絶対に嫌!という場合は個別塾が向いています。
⑤成績でクラスが決まったりもするから、友達にレベルを知られて、辛い。⇒これについては、成績の高低問わず意外とある話です。
普段仲良くしてはいるけど、学力ランクは秘密!という友達もいると思います。
しかし同じ進学系集団塾に通うと、クラス分けでそれなりにお互いわかってしまう。
ストレスになったり、恥ずかしくなったり、なんだか申し訳なくなったり…
成績を知られたりすることが嫌!という場合は個別塾に行かれるのがベストでしょう。
【個別塾のお悩み】
①1対1~1対3というシステムは緊張しすぎるので、無理。⇒そうですね。
塾により、先生1人+生徒1~3人と少し幅はあるのですが、学習自体は1対1のマンツーマンのような感じですもんね。
これは個別塾の最大の特徴です。
この感じに耐えられない場合は、集団塾が相応しいでしょう。
②ガヤガヤうるさい。⇒個別塾を知らない方からすれば、「え?個別塾は静かなんじゃない?」というイメージかもしれませんが、それは違います。
静かなのはある意味、集団塾のほうなのではないでしょうか?
集団塾なら先生の声は響いていますが、あくまでも「授業中」ですから、基本は静かに聞き、考える時間は皆が考え、発言する時間は発言する、というように決まっていますからね、ある程度。
個別塾の場合、学年も科目も進度もバラバラですから、自分が考えている時にあちらこちらで説明の声が聞こえている…ということは当たり前です。
話し声があると問題が解けない…という場合は個別塾だとキツいので集団塾に行ってみることをオススメします。
③雰囲気が緩い。⇒個別塾は基本的に緩めです。
良い意味でですけどね。
ゆったりしているのです。
もちろん全員ではありませんが、勉強が苦手だったり何か苦手科目があったり…という生徒もたくさんいますから、個別塾はどこもアットホームな雰囲気だと思います。
殺伐とした環境に身を置きたい場合は集団塾が良いでしょう。
④テキストレベルが高くない。⇒得意な科目はそう感じるかもしれません。
基礎から~標準レベルが一般的ですからね。
どの生徒にも「できる!」の感覚をつけてもらいたいという想いや基礎固めをしてもらいたいという考えもあり、そうなっているかと私は個人的に思います。
ただこれについては、たとえば私立など独自カリキュラムの学校があったりもしますし、使う教材を絶対に変えられないというわけではないんですよね。
個別塾は個別に対応することを特徴の1つにしていますから、遠慮せずにその旨伝えれば解決できるかと。
⑤テストがなく、気合いが入らない。⇒そうですね。
テストなく、それぞれのペースに合わせて進めていくのが個別塾ですから、確かにテストは基本的にはないと思います。
ただ希望すればもちろん小テストなどを習慣化することは可能です、それもまた個別対応ですから。
本格的なテストを求める場合は集団塾に入ることをオススメいたします。
・・・・・集団塾も個別塾も5つずつお悩みとして挙げられそうなテーマを考え、星茉莉愛なりの答えをまとめてみました。
いかがでしょうか?
もちろんこれ以外にもお悩みはいろいろあるはずです。
上記ケース全てを見るとおわかりいただけるかと思うのですが、
集団塾と個別塾はどちらにもメリットがあり、どちらにもデメリットがあるのです。だからこそどちらも欠かせないものとして成り立っている!
近々冬期講習も始まります。
塾選びの際は、希望する細かいポイントを書き出し、塾形式に合うかどうかをしっかり慎重に分析の上、ご検討くださいね!
そしてどうしようもなく迷ったら、星茉莉愛ですよ(笑)
アドバイスいたします。
この記事もまた、どこかの誰かの力になれますように☆