続きです。
AちゃんとBちゃんがともに凄まじい大人回答をしてくれた…
その続きになります。
教室長「そっかぁ!それじゃあこれからこの塾で一緒に勉強していこうか~!すごく習得力があって期待できそうだって星先生も言っているし。あ、AちゃんとBちゃんはどうしたい?率直な気持ち…」
生徒A「やりたーい!楽しかったしわかりやすかったから!ここなら頑張れそう!あ、でもBちゃんはどう思ってる?」
生徒B「私も全く同じ。ねぇ、Aちゃん、私たち、同じ曜日の同じ時間にしない?今日が土曜日だから…私ね、土曜日ちょうど習い事がないの。だから…塾、毎週土曜日にするとか…どうかな?時間も今日みたいな感じでさぁ!」
生徒A「じゃあそうしよう!せんせ………」
みなさん、ここまでの流れを読んだらどうですか?とってもスムーズに入塾決定!って感じがしませんか?
ところがどっこい!この後、状況が一変してしまうのです…何故でしょう?理由、あなたは予想できますか?
AちゃんとBちゃんの意見が完全に合致し、ものすごく意気込み満点の気合いもしっかりと伝わりました。
私も教室長もハンパなくやりがいを感じ嬉しかった。
素直なリアクションを直にいただけたことで、さらにさらに達成感に満ちあふれ、私なんか飛び跳ねたくもなっていました(笑)
・・・経営者でもないただの雇われ講師ですから何の得もありませんが、私は教育の仕事において「得」とかガチで求めていませんので。
これね、ブログ上カッコつけてるとかではなく、本当の本当!
教育業で損得とか考えたことすらないの。
生徒の笑顔が見たい、それだけです。
生徒のためを思って、それが全てなんです。
そういえば先ほど、生徒Aの言葉のラストに「せんせ…」と言いかけている場面がありますね。
違和感であれ?っと感じた読者様もいらっしゃるのではないでしょうか?
そうなんです。
実はここで
信じられないモンスターマザーズたちの言葉が挟まってしまうんです。。。
生徒Aの母親『A、違うよね、でも。今すぐなんて入塾決めないでしょ?違う?そうでしょ?Bちゃんのお母さんだってそう思っているんじゃないかしら?』
生徒Bの母親『もちろんAちゃんのお母さんと一緒よ~!ねぇ、B、今日《この場では決めない》んだよね?この塾には。楽しかったのかもしれないけど、今は春休みでまだまだ休みが続くんだから、一度この話は持ち帰りましょ?いいでしょ?Aちゃんのお母さんだって《いったん持ち帰って考えましょう!》って仰ってるんだから…楽しかったのは何よりだけどさ!』
・・・・・・・ぎょぎょっ。
子どもが本気でやりたい!!って言っているのに、それを親が全力で止めてるぅぅぅぅぅ~。
「連れて行こう!無料体験受けさせよう!」
そう決断したのはあなたがたお母さんたちじゃないんですかぁぁぁぁあ~?????
完全に驚きました。
この信じられない親のリアクションに。
経験上の話を申しますと、
無料体験を受けさせて、それで子どもが《やりたい》という意思を示してくれたらほとんどのお母さんが喜びます。
喜びますし、それと同時に《入塾させよう!》と決断し、その場で我が子に《じゃあここに毎週通えるね?》などの意思確認をするケースが多いです。
しかしながらこのモンスターマザーズは、逆に止めました…
子どもの意欲…やりたいその何よりも大切な気持ちを…殺しました。。。。。
なんでーーーーー?

結果、止められたAちゃんBちゃんは慌ててこういうリアクションをし始めました。
生徒A『あ、そう思う…そう…だよね?うん。わかってる。すごく楽しかったしやりたいなって思うんだけど、でも一度この話は持ち帰って考えることにします…。Bちゃんは?』
生徒B『わ…私も。。。今は決めない。私もすごく楽しかった、しかもわからないところがとってもよくわかってちょっと成長もできたかなって感じているんだけど…先生、家でもう一度よく考えさせてください!』
するとモンスターマザーたちは。
生徒Aの母親『だよね!2人ともよくわかってる!この場でなんか決められないよね。じゃあそうしよう、子どもが言うことなんだから。』
生徒Bの母親『ね!ほんとその通り!他の家族との相談だってあるしね。さぁ、じゃあ帰りましょ!!!』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
星茉莉愛、開いた口がふさがりませんでした。
ただただ、「何?」って思いました、怖すぎて理由も想像つかず。
しかし、時間が経ったらその裏事情がわかった気がします。
以下は個人の推測ですが、きっとモンスター彼女たちが我が子たちをある意味殺した理由ってこんなことなのではないでしょうか?
①もともと入塾させる気などなかった。
②無料体験に申し込んで連れてきた理由は、春休みで学校が休みだし、ただ単に無料で勉強をさせたかっただけ。
③Aちゃんのお母さんとBちゃんのお母さんは、ある種のグル。
④今後も今回と全く同じ手口で…入塾など絶対にさせないモンスターマザー同士のきまりのもと、無料体験のハシゴを繰り返すつもり!
⑤つまり《無料体験サーフィン》を延々とやり続ける魂胆!!!
これなんじゃないかなって。
絶対これしかないでしょ?って気付いてしまったわけなのです。
勉強…それは子どもにとっての仕事。
そうなんだけど、勉強って《積極的にはやりたくない…苦手》…そう思い込んでしまっている子どもも多いものなんですよね。
だからこそ、子どもの《やりたい》…その意欲が何よりも重要!
《やりたい》…親御さんはその気持ちを決して潰してはいけない!!!
「やらせたい!」という親御さんはものすごくたくさんいますが、残念ながら現実はそれだけではダメなんですよね。
「やらせたい!」の思いももちろん言うまでもなくなくてはならないものですが、《やらせたかったら、子どものやりたいの気持ちを引き出す》・・・それも親の大事&重要な任務なんです。
しかしこのモンスターマザーズはせっかくの子どもたちの想いを、見事に粉砕してしまった…。
それでいて、平気そのもの。
完全に、《無料体験サーフィン》の1つだったんだな・・・
と思います。
そんなことでもし「私がどれだけやりたくても、お母さんは絶対にやらせてくれない。だったら私、勉強や~らない!自分だけでやったってどうしてもわからない箇所が出てしまうから塾に入りたいって言ってるのに…。塾に通わせてもらえないならテキトーに勉強するだけにする…。」とかふてくされちゃったら、どうするんですかね???
AちゃんBちゃんのモンスターマザーズさん、どうするおつもりなんですか?
私は経営者ではないですし、正直無料体験で入塾NGになっても変な話、何の痛みもありませんが、
この時の件に関しては
心が痛いんです・・・。
子どもの気持ちを考えると、気の毒だしかわいそうだし・・・。
できることならなんとかしてあげたい・・・それほどの気持ちです。
…ま、今更こんなブログで言っていてもどうしようもありませんしわかっていますけれど。
何が言いたいのかというと!!
子どもの意欲…思いを無視しながら無料体験サーフィンを繰り返す行為は、《子どものためにはあまりよろしいものではありません・・・。》
ということ。
体験を受けても入塾はしない!と子どもも納得しているとかであればそんなに問題がないのかもしれませんし、各家庭いろいろ事情もあるでしょうから、そうした諸事情によって入塾をする可能性のない無料体験サーフィンをひたすら繰り返す…というケースももしかしたらあるかもしれません。
これは私の勝手な想像ですが、無料体験を複数の塾に申し込んでそれを各1回ずつ受けたら、ある意味季節講習を受けるくらいのメリットはあるかもしれませんよね(笑)
それどころか、毎週毎週あちらこちらの無料体験を受講するとしたら、《まるでタダで通塾してる?》レベルの感覚を得られるかもしれません(笑)
通えるエリアにある塾の数もそれなりに限られているでしょうから、ホント「それなりに」ではありますが。
集団塾の無料体験ですと、もう指導単元や講師等勝手に決められてしまうのが普通なので文句を言わずそれに従うしかありませんが、
個別塾の無料体験ですと、完全に「要望通りの授業構成」で授業してもらえるのが普通ですから、いろいろ希望を伝えてその通りで体験できますよね。
・・・とすると、はい、星茉莉愛の妄想劇場開始!!笑
《個別塾の無料体験サーフィンを繰り返した場合》
A塾→中1数学「正負の数」&英語「be動詞」を希望し、教えてもらった。
↓
B塾→中1数学「文字式」&英語「一般動詞」を希望し、教えてもらった。
↓
C塾→歴史「縄文時代」を希望し、教えてもらった。
↓
D塾→地理「地球儀と時差」を希望し、教えてもらった。
↓
E塾→理科「気体の発生」を希望し、教えてもらった。
わわわのわー!
5つの塾の無料体験サーフィンで、なななななんと!
中1各教科(5教科)の出だしや重要単元の先取り学習ができちゃった(;'∀')
・・・・・これなんですよね(笑)
現役塾講師がこんなマル秘テクニックを公にしても良いのか微妙ではありますが、これだけは言っておきます。
決して推奨しているわけではありませんからね!!!
むしろ悪い例です。
良い子、良い親御さんは絶対にマネしないようによろしくお願いいたしますm(__)m
・・・なんでマネしちゃいけない例なのって?
理由は簡単です。
そんなことされちゃったら各塾のトップ…経営者が困り果てて泣いちゃいます。
塾業界は本当に生徒1人ひとりの明るい未来…つまり成績UP!それだけのために必死なんです。
ですから、その想いを身勝手な気持ちだけでイタズラとかしないでください…。
これはいち講師からの切実なお願いです…。
講師同様、経営側も必死なんです。
現場で働かせてもらっていて、それがわかるから、わかるから…だからこそ!
皆さんにお願いしたいんです。
1人の無料体験生からの予約が入ると、まず必死に当日に向けて準備をします。
本番である当日は、心も道具もスペースも準備万端で無料体験生をお迎えします。
そして誠心誠意授業をし、カウンセリングをし…
なのになのに、最初から入塾する気もなく
「あ、入りません!結構です!ありがとうございました。さようなら~・・・」
なんて言われたら、正直、努力全てが水の泡みたいな…たまったもんじゃないでしょうね
言うまでもなく収入とかじゃなくて…。
それまで、またその日、またそれからしばらくその無料体験生のことを真剣に想う、その努力を!
これから無料体験を受けようか検討中の皆様には、ぜひ再度考えてもらいたいと思います。
決して敷居が高いものではないので、そのあたりはお気軽にね!
入る気満々でいたけど、実際受けてみたらやっぱり合わないみたいだ…とかであれば、それはそれで仕方ないので断って問題ありません。
その際は正直に断りたい理由を伝えて入塾辞退すれば大丈夫です。
ですが、初めから入塾意欲など一切ない場合・・・・・無料お試しとはいえまるで《試供品をご自由にお取りください》のような無責任受講はできれば避けてほしいところです。
いろいろな意味において…。
どうかよろしくお願いいたしますm(__)m
あと最後に…
近年はキラキラネームが常識?になってきている感じの日本ですから、そういうわけで別に不思議なことではなかったのかもしれませんが、
AちゃんとBちゃんの名前にもかなり驚いた…それが本音でした。
1人ずつの名前に衝撃…といえばそれもそうなのですが、あまりに2人の名前がコンビ名?レベルにキラキラ系そっくりだったんです。
さすがに本名をここに晒すことは控えますが、「ますだおかだ」みたいな「吉田山田」みたいな「テツandトモ」みたいな・・・
いえ、そうじゃないんです。
そうだったら驚きはしませんが…
下の名前の方が…
・3文字の平仮名同士!!
・キラキラの中でも少女マンガか小説に出てくるような領域の名前!!
・2人とも頭文字が同じ!!
・その文字に続く2人の名前の2文字ずつを繋げると、ある言葉が出来上がる!!
頑張って例を挙げるならば…
《まこな》ちゃん&《まゆき》ちゃん
みたいな感じ。
共通の頭文字を消して残りの2文字ずつを繋げて…『こなゆき』みたいな・・・・・。
・・・・・いゃぁ、これならまだマシです。
もっと凄まじいインパクトでした。
他人の名前にあれこれ言うつもりは毛頭ありません。
キラキラネームの中には可愛いな!と思うものも存在します。
しかしですね、超計画的で凄まじいグルモンスターたちによる入塾辞退劇を間近で見聞きし、
もしかして…体験を受ける子どもたちの名前、計画的に偽名???
と想像してしまったんです。想像ですよ、想像。あくまでも想像でしかありませんが。
もし本当に想像だったとしたら・・・・・・・恐ろしい激モンスターズとしか言いようがありません。
まさか偽名なんてまで計画していなかったと思いたいのですが、ただエンドレスで無料体験サーフィンを繰り返している可能性がある…と考えると、全くあり得ないとも言い切れないのではないかと…。
「常習犯がいるー!」などと業界のブラックリストに載らないようにするために(笑)
真相はわかりませんが、恐ろしいですよね。
あ、モンペーズ辞退劇の結末ですが、私は経営者ではないため詳しいことまでは聞きませんでした。
でもあの流れからしたら間違いなく、「あ、やっぱりやりませんので…また機会があれば!んじゃっ、どうもすみませーん!ガチャ。ツーツーツー・・・」程度で済まされたんだろうな…と予想できます。
そのような親にはなりたくない←
もし断る場合はしっかり理由と感謝を伝えてから入塾を辞退したいものです。
そもそも自分自身が塾講師であり元家庭教師でもあるので、おそらくですが塾などには通わせず自宅で無料塾(?)を毎日開きますけどね(笑)
ものすごく長くなってしまいましたが、今回はこの辺で締めたいと思います。今回も読んでくださりどうもありがとうございました。
written by【星茉莉愛】(ほし まりあ)
講師・講演・取材等依頼も受け付けております。
また親御さん等からのお悩み相談ももちろん完全無料で募集中!
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